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令和6年12月5日 環境・安全安心特別委員会
議案一覧
議案1:災害時におけるキッチンカーによる食事の提供等に関する協定の締結
概要
本協定は、災害時に避難所で温かい食事を提供するため、一般社団法人フードトラック駆けつけ隊と台東区が協力体制を構築するもの。平常時には防災訓練や区主催行事への協力も行う。
背景
災害時、避難者の心身の健康維持や避難生活の質向上が求められる中、迅速に食事を提供する仕組みが必要。他自治体でも同様の協定が進んでおり、本区も導入を検討。
期間
協定締結予定:令和6年12月下旬
予算
本協定に伴う直接的な費用は記載なし。ただし、防災訓練や区主催行事への協力時に必要な経費は区で負担する可能性あり。
質疑応答
- 委員: 災害時にキッチンカーを活用した食事提供は心理的ケアにもつながる重要な支援だが、他自治体での取り組み状況はどうか?
回答: 他自治体では、23区中4区が同様の協定を結んでいる。そのうち、世田谷区が同法人と協定を結んでいる。 - 委員: 本区が協定を結ぶ一般社団法人フードトラック駆けつけ隊は、他の自治体とも協定を結んでいるのか?
回答: 世田谷区が同法人と協定を結んでおり、首都圏で約1000台、全体で3000台が登録されている。 - 委員: 災害時の食材調達や人材確保について、料理飲食業組合などとの連携は考えられているか?
回答: 炊き出しを基本としており、負担分散のため料理飲食業組合などとの連携を模索している。 - 委員: 災害時に車両通行許可証が必要だが、大規模災害時に車両が集中して混乱する可能性はないか?
回答: 通行許可証は事前申請が可能であり、公平性を保つ運用ルールを策定している。
要望
- 他自治体と同じ法人と協定を結ぶ場合、本区の優先順位を確保する仕組みを検討すること。
- 平常時の地域イベント参加を通じて土地勘を養い、災害時の迅速な対応につなげること。
- 車両通行許可証の運用で、災害時の混乱を避けるための事前準備を徹底すること。
議案2:台東区花と緑の基本計画中間のまとめ
概要
「台東区花と緑の基本計画」の中間改定版として、令和7年度からの5年間を対象とする緑化推進計画をまとめたもの。緑地の保全、住民参加型の緑化活動促進、新規事業の導入が含まれる。
背景
地球温暖化や都市化による緑地の減少を背景に、台東区では緑被率や緑地率の維持・向上が求められている。現行計画の枠組みを踏襲しつつ、新たな社会動向や住民意識を反映させるための改定。
期間
計画対象期間:令和7年度~令和11年度
予算
具体的な予算額の記載なし。ただし、新規事業や充実事業には森林環境譲与税などの活用を予定。
質疑応答
- 委員: 自然体験ツアーの事業地域や対象者について教えてほしい。
回答: ツアーは多摩地域で実施し、親子や一般住民が対象となっている。今年度は6回開催予定。 - 委員: 定員超過の場合、開催回数の増加や対象地域の拡大は検討されているか?
回答: 調整を行いつつ、開催回数や対象地域の拡大を今後の課題としている。 - 委員: 姉妹都市との連携を深め、緑化活動を広げることは可能か?
回答: 姉妹都市や多摩地域の自治体との連携を進めるため情報収集を行っている。 - 委員: 公共施設の壁面緑化が適切に維持されていないケースがあるが、具体的な対応策は?
回答: 施設管理者と協議し、維持管理の改善を進めている。また、長期的な管理が難しい場合は対応方法を再検討している。 - 委員: 壁面緑化だけでなく、公共施設や地域全体の花や緑のリサイクル計画を具体的に示せるか?
回答: リサイクルや土壌改良の取り組みを進め、計画に反映する方向で検討している。
要望
- 自然体験ツアーの開催回数を増やし、参加者枠の拡大を検討すること。
- 姉妹都市や多摩地域との連携を深め、緑化活動を広げる具体案を提示すること。
- 公共施設の壁面緑化が適切に維持されるよう、所管部署と協力して対応を進めること。
- リサイクルや土壌改良の仕組みを拡充し、住民への周知を図ること。
- 緑化の維持管理を目的にした施策を盛り込み、住民が参加しやすい取り組みを検討すること。