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令和7年6月13日 交通対策・地区整備特別委員会

令和7年6月13日 交通対策・地区整備特別委員会 案件一覧

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案件第1号議案 交通対策及び地区整備について

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新たな交通手段の検討について(都市づくり部)

概要

  • 台東区は観光地であり、少子高齢化が進行しているため、多様な交通ニーズへの対応が求められている。
  • 区民・来街者の利便性向上を目的に、グリーンスローモビリティやAIオンデマンド交通など新たな交通手段の導入を検討している。
  • 令和6年度に2つの実証実験(グリーンスローモビリティ、AIオンデマンド交通)を実施。

背景

  • 高齢者や観光客など、多様な移動ニーズに対応した公共交通の必要性が高まっている。
  • 交通事業を担う人材の不足が懸念されており、持続可能な地域公共交通の確立が課題。
  • 実証実験を通じて、住民や来街者の利便性、環境負荷軽減、交通データの蓄積を目指す。

期間

  • グリーンスローモビリティ実証:
    • 上野エリア:令和6年9月4日(水)~15日(日)【12日間】
    • 谷中エリア:令和6年10月16日(水)~27日(日)【12日間】
  • AIオンデマンド交通実証:
    • 令和6年10月29日(火)~令和7年3月16日(日)【139日間】

期待される効果

  • 【グリーンスローモビリティ】
    • 高齢者や子どもにとって安全で利用しやすく、地域コミュニティ形成が期待される。
    • 観光コンテンツとしての周遊交通により、地域活性化が期待される。
  • 【AIオンデマンド交通】
    • 移動不安の解消と既存交通との接続による利便性向上。
    • 移動データの蓄積により、将来の交通施策に活用できる。
    • 自家用車の利用抑制や環境負荷軽減。

今後のスケジュール

  • 令和8年第1回定例会:交通対策・地区整備特別委員会にて検討結果を報告予定。

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朝倉彫塑館通り沿道におけるまちづくりについて(都市づくり部)

概要

  • 谷中地区では、令和3年度に景観形成ガイドラインを策定済。
  • 朝倉彫塑館通りの独自の修景基準を検討するため、住民との意見交換や調査を実施。
  • 修景基準の高質化を目指し、地域の歴史や生活文化資源に関する調査を進める。

背景

  • 通りの魅力が建築物や景観だけでなく、風習や生活文化に支えられているという住民の認識がある。
  • 特定の建物様式よりも個々の工夫や地域コミュニティを重視する意見が多い。
  • 敷際空間(建物前の空間)や植栽の扱いに関心が高く、地域連帯やコミュニティ活性化の重要性が確認された。

期間

  • 令和7年7月〜:地域資源に関する調査を実施
  • 令和8年度以降:修景基準素案の作成に着手予定

予算

  • 歳入:5,709千円
  • 歳出:11,418千円(補正予算案)

期待される効果

  • 地域資源を反映した景観配慮事項により、文脈ある修景基準を策定。
  • 景観の質の向上、観光面での魅力強化、住民の愛着や連帯感の醸成。
  • 通りの将来像を共有し、住民と行政の協働体制を築く場としての役割。

今後のスケジュール

  • 令和7年7月〜:調査開始
  • 令和8年度以降:修景基準素案の作成開始

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(仮称)台東区自転車活用推進計画の策定に係る基礎調査の結果について(土木担当)

概要

  • 台東区は「自転車活用推進計画」策定に向けて、自転車の利用実態や区民の要望を把握するための基礎調査を実施。
  • 主に自転車事故・放置・シェアサイクル利用状況、区民・高校生・駐輪場利用者へのアンケート、事業者ヒアリングを通じて実態を把握。

背景

  • 区内の交通事故の約半数が自転車関連。
  • 放置自転車は1,400台超で、23区中2番目に多い。
  • シェアサイクル利用が年々増加(令和6年12月末時点で50万回超)。
  • 利用者や関係団体からは「安全教育の不足」「歩道走行の危険」「シェアモビリティの普及への期待」など多様な課題と提案が寄せられている。

期間

  • パブリックコメント:令和7年12月予定
  • 最終案の報告・計画策定:令和8年3月(第1回定例会)

期待される効果

  • 安全で快適な自転車環境の整備。
  • 放置自転車・事故の減少。
  • 駐輪場や走行空間の拡充により、通勤・通学・観光における自転車活用の促進。
  • SDGsに対応したシェアモビリティの活用による持続可能な都市交通の推進。

今後のスケジュール

  • 令和7年第4回定例会:中間まとめの報告
  • 令和7年12月:パブリックコメント実施
  • 令和8年第1回定例会(3月):計画の最終案を報告し策定

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台東区循環バス「めぐりん」のダイヤ改正について(土木担当)

概要

  • 台東区が支援する循環バス「めぐりん」は、高齢者・子育て世帯・通勤通学者など、区民の生活に密着した公共交通。
  • 令和7年8月15日より、「北めぐりん(浅草回り・根岸回り)」「南めぐりん」「東西めぐりん」のダイヤが一部改正される。
  • 改正の目的は、運転手の離職防止・安全確保・混雑緩和にあるが、特に土休日の運行本数が大幅に削減されるため、区民の利用行動にも影響が出る可能性がある。

背景

  • 運転手の深刻な人手不足により、働きやすい環境を整えることが急務となっている。
  • 台東区は、令和6年3月・令和7年4月と段階的にダイヤ改正を実施してきたが、今回はさらに勤務日数(月24日→22日)削減を前提としたダイヤ見直しである。
  • また、令和6〜7年に実施した「センサー調査」「利用者アンケート」によって、利用が少ない時間帯や路線の混雑状況が可視化され、利便性と効率性の両立を狙った調整が行われることとなった。

ダイヤ改正の内容(主な変更点)

路線名改正対象改正前改正後備考
北めぐりん(浅草回り)
【土休日】
運行本数・間隔50本・15分間隔32本・25分間隔減便(18本減)+1便増便(19時台)
北めぐりん(根岸回り)
【平日】
周回時間40分50分運転遅延防止・安全確保
北めぐりん(根岸回り)
【土休日】
運行本数・間隔34本・20分間隔27本・25分間隔減便+間隔拡大
南めぐりん【土休日】運行本数・間隔39本・20分間隔30本・25分間隔減便(9本減)
東西めぐりん【土休日】運行本数・間隔38本・20分間隔30本・25分間隔終点変更あり(京成上野駅)

※平日は原則現状維持だが、一部路線で本数や時刻変更あり

区民生活への影響(考察)

  • 高齢者や子育て世帯にとって、土日祝の外出手段が減少する可能性がある(特に病院・商業施設へのアクセス)。
  • バスを通勤通学に使う平日朝は変更なしのため、影響は限定的だが、混雑時の便数不足は引き続き課題。
  • **「終バスを遅らせてほしい」「早朝便が欲しい」**といった区民の声もあったが、今回は実現されず。
  • **アンケートでは93.2%が「満足またはまあ満足」**と回答しているが、「終バスの延長」や「未運行地域への拡大」など要望は根強い。

今後のスケジュール

  • 令和7年8月15日:改正ダイヤ運行開始

結論

この改正は、バス運転手の勤務環境を守りつつ、住民サービスの維持を模索する「やむを得ない現実的対応」である一方で、特に週末利用者にとっては実質的なサービス縮小と感じられる面もある。

区としては、今後も区民ニーズの吸い上げを続け、利便性と持続可能性のバランスをどう取っていくかが問われる。

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