2025.0907.1530
ニュースが出たので、今の私の考えを書いておきたいと思います。
総理大臣として、総裁として、石破総理は昨年10月から政権を担ってきました。それはそれは大変なことだったと思います。
3回の国政・地方選挙で敗北を喫したことは事実です。しかし、その責任を石破総理個人にのみ帰するのは適切ではありません。自民党全体として、多様な意見を束ね、国民の期待に応える力を十分に発揮できなかったことが大きな要因であったと受け止めています。
自民党は本来、右から左まで幅広い考え方を内包し、大きな方向性を示すことで国民の信頼を得てきた政党です。その力を再び取り戻すには、対話と意思疎通を積み重ね、幅広い支持層の声を集約していくしかありません。政権運営や党内運営においても、コミュニケーション不足があったことを率直に認め、これから改善していかなければなりません。
議員数が少ない今こそ、一致するときではないでしょうか。自民党は70年の節目です。所得や物価高、人材不足等、目の前の課題にも十分配慮しながら次の100年に向かって、大きな方向性を打ち出すチャンスではないでしょうか?
魔法のように党勢が回復することはありません。地道で長い道のりになるでしょう。
しかし、私は自民党議員として、地域を歩き、皆様の声を一つひとつ受け止め、政策に反映させる努力を続けます。その積み重ねこそが、自民党への信頼を回復する唯一の道だと確信しています。
総理の辞任はニュースイベントのように扱うものではなく、未来への過程として、浮き足立つことなく、前に進めてほしいと思います。政治的空白には否定的な立場です。