病院の方とお話しする機会がございました。
尊厳死や安楽死の話となり、、、
ACPの話となり。
ん? 「ACP?」
まだ新しい言葉です。
ACPとは人生会議の略称で2018年からスタートしました。
2000年以降に高齢化が急速に進み、医療や介護が重要な課題となりました。
特に終末期医療において、本人の希望が十分に尊重されないまま延命治療が行われるケースが散見され問題視されることもありました.
日本の厚生労働省は終末期医療のガイドライン「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」を策定し、ACPの考え方を取り入れました。
ガイドラインでは、医療従事者が患者本人や家族と繰り返し話し合い、最終段階における医療・ケアの方針を決める重要性が明記されました。
よく、似ているものにリビングウィルという方式がありますが、それとこれの違いは、リビングウィルは文書で残すため、 固定的であるのに対し、ACPは話し合いで多職種で、何度も繰り返し行われます。
そして2018年、厚労省はACPの愛称を作成!
その名も、人生会議!
あのー、愛称ってそもそも呼びにくいとか身近に感じてもらえるようにつけるものじゃないですか。イメージしにくいものをわかりやすく伝えるとか。
まさかの
「人生会議」
人生って言葉でかいし、イメージ湧かないぞ。
会議って言葉も好きな人いないぞ。
何よりも、この4文字から今説明したことがリンクしないぞ。
なんて、ツッコミはしないでいただいて。
話を戻します。
医療が「治療のための医療」から「本人の生き方を支える医療」へと変化する中で、ACPはその中心的な役割を担っているようです。
現在では、単なる終末期医療の計画だけでなく、「価値観の共有」「多職種連携」「柔軟な計画の見直し」など、個人の生き方を尊重する包括的なアプローチとして発展しています。
私が高校生の頃はターミナルケアみたいな言葉しかなかったような気がしますが、随分と進んだんですね。
ACPは台東区立病院でも話し合われているようです(伝聞)
自分らしい、希望する終末期医療がいいですね。
また、急性期病院(救急車バンバン受け入れる病院)とは考え方が全く異なるので、それはそれでアジャストするの大変なようです。