毎年1月26日は「文化財防火デー」です。この日は、昭和24年に法隆寺金堂が火災で焼損したことを契機に、文化財を災害から守る重要性を広めるために制定されました。この火災は国民に大きな衝撃を与え、文化財保護法の制定へとつながり、文化財を守るための取り組みが本格的に始まりました。
昭和30年、文化庁(当時の文化財保護委員会)と消防庁(当時の国家消防本部)が協力して「文化財防火デー」を設け、以降、全国各地で文化財を火災や地震などから守るための防火訓練や啓発活動が実施されています。
令和6年の第70回文化財防火デーでは、京都の西本願寺や東京の築地本願寺をはじめ、全国で大規模な防火訓練が行われました。また、台東区でも過去に国立博物館で大規模な防火訓練が実施されるなど、地域全体で文化財保護に取り組んでいます。
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/hogofukyu/boka_day.html