この時期は多くの方々の新年の挨拶を伺う機会がありますが、その中でも特に印象に残ったのが国立博物館の館長のご挨拶でした。巳年にちなんだ話で、「上野の山には蛇がいる」とのこと。蛇の生息地域は2つあり、1つは管理された上野動物園内、もう1つは野生の蛇が生息する場所です。野生の蛇は困りますよね。観光客も小さな子供も多い上野公園内ですから。そして、蛇の専門研究家が博物館に入所してから、上野の山から野生の蛇が姿を消してしまったそうです。その結果、ネズミが増えてしまったとのことでした。生態系は本当に絶妙なバランスで成り立っているのだと感じさせられる内容でした。面白い挨拶でした。