おはようございます。早く寝たら早く起きました。3時半。
ご覧になりましたか?マネーボール。
私見たことないのですが、メジャーリーグの野手の評価基準が変わったよね、みたいな話をしていたらこの映画に辿り着きました。今度見たいと思います。
一つ前の投稿は、もしかすると言葉足らずだったかもしれません。
あの投稿に対して何か書くと言うよりも、これから何回かに分けて「間接的に」投稿して行こうと思います。
本題
メジャーリーグで選手の評価方法が変わったらしい。
セイバーメトリクス、これを使った映画がマネーボール。
従来の「エラー」に代わって、「守備貢献度(Defensive Runs Saved:DRS)」や「アウト確率(OAA:Outs Above Average)」のように、より定量的かつ文脈を加味した指標を使うようになっているようです。単に「ボールを落としたかどうか」だけじゃなくて、「普通なら取れない打球を取れたか」とか、「ポジショニングや反応の速さ」が評価されるようになりました。
(すみません、野球の知識がなく伝聞だらけでごめんなさい。)
昔であればミスしても記録にならなかったプレーが、ちゃんと「頑張った成果」として評価として反映され、また逆に、イージーな打球を当たり前に取っただけではそうはなりません。
セイバーメトリクス全体の説明は時間がかかるので、野手に絞って書いていきます。
守備のセイバーメトリクス指標
(1) DRS(Defensive Runs Saved)
その選手の守備で「平均と比べて何点分の失点を防いだか」
守備位置やシチュエーションを考慮しながら評価
(2) UZR(Ultimate Zone Rating)
グラウンドを複数のゾーンに区分して、「そのゾーンに飛んだ打球は通常何割アウトにできるか」をベースに算出
範囲の広さ、失策の少なさ、併殺の上手さなどを総合評価
(3) OAA(Outs Above Average)
スタットキャスト(打球の速度・角度・方向などの詳細データ)を利用し、「本来アウトになる確率」からの差分で評価する指標
難しい打球を取ればプラス、大事な打球を取り損ねればマイナス
打った、走った、落とした、と言った現象面だけを捉えて評価していた昔から、今はそこに至るまでのプロセスや環境、困難さを加味して、どのように選手は対応したのかを統計的に評価しています。
野球という限られた試合の中でさえ、評価の方法が変わってきました。現象面や運に左右されない客観性を持ったもので測られるようになりました。一方、テレビでは大谷翔平、佐々木朗希でしょうか。わかりやすいですよね。わかりやすい。わかりやすさっていうのは何かを捨象(切り捨てた)した結果だと思います。
打った、投げた、ホームラン!わかりやすいけれどもそのシンプルさだけですと、なぜ大谷翔平が評価されているのかは、テレビを通しては伝わり切らないかもしれません。
短い時間で、スポーツ、政治、経済をギュッと報道する機関は大変わかりやすく、内容もシンプルです。私なんか野球本当にわかりませんが、わかった気になります。また、周りの皆さんがドジャースの結果を教えてくれるのでそれでさらに知識が補強された気になります。
話は変わりますが、
外交の勉強会に行けば、二国間の関係ではなく、メッシュの構造で語られます。
特定の国に対して、評価を与えたりするのではなく、語る分野によって変わってきます。
例えば、経済、安全保障、環境、人権などの分野ごとに利害関係国がそれぞれ異なり、単一軸ではその国を語ることはできません。
日本とアメリカが安全保障では密接でも、経済では中国と深くつながっています。
しかしテレビでは二国間の関係です。なぜでしょうか。
シンプルなようで大切な視点をもしかしたら省略しているのかもしれません。
また今度書きます。朝4時半になってしまいました。これ書くのに1時間は頭が整理されていない証拠です。どうもすみません。